Made in Japanって言葉は魅力的で、不思議と安心感がある。
最近流行りの骨伝導イヤホンも日本製のものがほしい!という人も多いと思うから、この記事ではおすすめの日本製骨伝導イヤホンを紹介する。
読んでいただきありがとうございます!ガジェラッシュ管理人のテイクと言います。
骨伝導イヤホンを愛用しており、10種類以上の骨伝導イヤホンを所持しています。
また、骨伝導イヤホンに関する記事を30記事以上書いており、日本一骨伝導イヤホンに詳しいサイトを自負しています。
【前置き】日本製の意味
日本製という言葉の意味なんだけど、商品を製造する最終工程が日本であれば日本製になる。
そういう意味では、主要な骨伝導イヤホンで最初から最後まで日本で作られているものを私は知らなくて、ほとんどがMade in China(中国製)なんだ。
日本メーカーのものなら、たとえ海外の工場で製造されていたとしても、日本メーカーの品質管理に沿っているはずだから、日本で作られているかどうかより日本メーカーか否かの方が大事かもしれない。
正確な意味での日本製の骨伝導イヤホンはないから、この記事では、日本のメーカーが売ってるものを日本製って言ってる。
おすすめの日本メーカー骨伝導イヤホン比較
日本メーカーの骨伝導イヤホンは以下。
イヤホン | 写真 | 種類 | 音質 | デザイン | 重さ | 防塵・防水 | 価格 | コスパ おすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
BoCo PEACE SS-1 | 骨伝導 イヤーカフ | 3.5 | 5.0 | 7g | IPX7 | 21,780円 | 4.0 | |
オーテク ATH-CC500BT | 骨伝導 ネックバンド | 4.5 | 5.5 | 35g | IPX4 | 17,600円 | 5.0 | |
AVIOT WB-E1M | 骨伝導 ネックバンド | 5.0 | 6.0 | 29.5g | IPX5 | 21,890円 | 6.0 | |
AVIOT WB-P1 | 骨伝導 ネックバンド | 5.0 | 6.0 | 29g | IP67 | 15,950円 | 5.5 | |
GEO BH330 | 骨伝導 ネックバンド | 4.0 | 3.5 | 26g | IPX6 | 3,278円 | 5.5 | |
GEO N6S | 骨伝導 ネックバンド | 3.5 | 4.5 | 25.4g | IPX5 | 5,478円 | 4.5 |
BoCo PEACE SS-1
イヤホン | PEACE SS-1 |
---|---|
メーカー | BoCo |
種類 | 骨伝導 イヤーカフ |
音質 | 4.5 |
デザイン | 4.5 |
重さ | 28g |
防塵・防水 | IPX4 |
価格 | 6,680円 |
コスパ おすすめ度 | 4.5 |
BoCoのPEACE SS-1はイヤーカフ型で左右独立の骨伝導イヤホン。
BoCo株式会社は独自の骨伝導技術を用いたオーディオ製品で知られるスタートアップ企業。2015年に設立され、世界初の完全ワイヤレス骨伝導イヤホンを生み出した。
カラーバリエーションはブラック、ホワイトの2種類。
ブラック | |
ホワイト |
珍しいイヤーカフ型骨伝導イヤホン
PEACE SS-1は骨伝導イヤホンでありながら左右独立のイヤーカフ型という珍しいタイプ。
イヤーカフ型だから耳の軟骨に挟んで使うわけだけど、挟む力が強すぎることもなく、それでいてズレることもなく快適な装着感だった。
音質は普通
PEACE SS-1の音質は普通、
骨伝導イヤホンでよくある音のこもりは気にならなかったし、むしろボーカルとか高音はクリアーだと思った。
ただ低音はやっぱり弱いし、迫力はあまり感じない。
防水性が高い
PEACE SS-1がSHOKZとかHUAWEIの左右独立のオープンイヤーイヤホンに明確に勝っているのが防水性が高いこと。
IPX7あれば水没しても問題ない。
これは骨伝導イヤホンの強みだ。
空気伝導のイヤホンは穴が空いてるから水没すると内部に水が浸入して壊れる危険がある。
貴重な左右独立×骨伝導
PEACE SS-1は貴重な左右独立×骨伝導のオープンイヤーイヤホン。
明確なメリットは防水性が高いことくらいだから、音質を重視するなら左右独立×空気伝導のオープンイヤーイヤホンの方がいいかな。
より詳細なスペックとレビューは以下の記事。
Audio-Technica ATH-CC500BT
イヤホン | ATH-CC500BT |
---|---|
メーカー | オーディオテクニカ |
種類 | 骨伝導 ネックバンド |
音質 | 4.5 |
デザイン | 5.5 |
重さ | 35g |
防塵・防水 | IPX4 |
価格 | 17,600円 |
コスパ おすすめ度 | 5.0 |
ATH-CC500BTは日本企業オーディオテクニカから出ている軟骨伝導イヤホン。
オーディオテクニカは、1962年に創業された日本の老舗音響機器メーカー。高品質なヘッドホン、マイクロフォン、ターンテーブル、オーディオアクセサリーを製造し、プロから一般ユーザーまで幅広い層に支持されている。
カラーバリエーションはブラックとベージュの2種類。
ブラック | |
ベージュ |
軟骨伝導イヤホン
「軟骨伝導イヤホン」と「骨伝導イヤホン」の違いは上の図の通りで、音の伝達経路が違うらしい。
種類 | 軟骨伝導 | 骨伝導 |
---|---|---|
メリット | 耳を塞がない快適さ 頭部への圧迫感が小さい | 耳を塞がない快適さ |
デメリット | 動くとズレやすい | 動いてもズレにくい |
ATH-CC500BTとOpenRun Proを実際に装着した写真を比べてみる。
先端のスピーカー部分がの位置が少しだけ異なる。
骨伝導イヤホンのOpenRun Proはこめかみにしっかりフィットするから、長時間使用すると窮屈に感じるかもしれない。
一方、軟骨伝導イヤホンのATH-CC500BTは耳の入り口にある軟骨に音を伝えるのから、しっかりフィットというよりは優しく触れているような感じ。
ただ密着感が少ない分、走ったり頭を振ったりするとズレる。
家事とか仕事で使う分には問題はないかな。
あと骨伝導イヤホンより軟骨伝導イヤホンの方が振動が小さいから、骨伝導イヤホン特有の振動とか密着感が苦手な人にはおすすめ。
音質は普通
音質はSHOKZの骨伝導イヤホンと比べると落ちる。低音が弱め。
とはいえ骨伝導イヤホンよりは自然な感じで音が聞こえるから聞きやすい。
骨伝導イヤホンが苦手な人向け
ATH-CC500BTは骨伝導イヤホンが苦手な人、骨伝導イヤホン独特の振動に抵抗がある人におすすめ。
歴史ある日本のオーディオブランド オーディオテクニカが作っているという安心感もある。
より詳細なスペックとレビューは以下の記事。
AVIOT OpenPiece Elite WB-E1M
イヤホン | WB-E1M |
---|---|
メーカー | AVIOT |
種類 | 骨伝導 ネックバンド |
音質 | 5.0 |
デザイン | 6.0 |
重さ | 29.5g |
防塵・防水 | IPX5 |
価格 | 22,000円 |
コスパ おすすめ度 | 6.0 |
OpenPiece Elite WB-E1MはAVIOTのビジネスモデル骨伝導イヤホン。
AVIOTは会社名ではなくブランド名。本体は2014年設立のプレシードジャパンという会社。日本人の耳の形に合った、日本人好みの音にこだわっている。
カラーバリエーションはメタリックブラック、チタニウムシルバー、ブロンズゴールドの3種類。
メタリックブラック | |
チタニウムシルバー | |
ブロンズゴールド |
ブームマイク取り外し可能
最大の特徴はブームマイクが取り外し可能な点。
取り外しができるから「マイクをつけて仕事での使用」と「マイクを外して日常使い」のハイブリッドな使い方ができる。
SHOKZのOpenComm2はマイクの取り外しができないから、「マイク取り外し可能」はWB-E1Mオンリーワンのメリット。
充電しながら使える
さらに充電しながらも使える。
USB-Cポートがブームマイクに使われているから、ブームマイク使用中は充電できないのかと思ったそこのあなた。
なんとブームマイクにUSB-Cポートがついているから、まったく問題なし。
実はSHOKZの骨伝導イヤホンは充電しながらの使用はできないから、これは嬉しい。
AVIOTはSHOKZの骨伝導イヤホンをよく研究してるなあ。
マイクのノイズキャンセリングはOpenComm2の方が上
WB-E1Mは「ブームマイク取り外し」、「充電しながら使用」とSHOKZのOpenComm2にできないことが可能なんだけど、マイクのノイズキャンセリングに関してはOpenComm2の方が上。
WB-E1Mのノイズキャンセリング性能を実際に試してみた。
イヤホンの隣で工事現場の音を大音量で流して録音したのが以下。(音量注意)
WB-E1M ノイズテスト
OpenComm2と比べてノイズが抑えきれていない印象。(OpenComm2のノイズテストはこちら)
ブームマイク取り外しがオンリーワン
WB-E1Mはブームマイクの取り外しが魅力的すぎる。普段使いもできるしオフィスでも活躍する。
その分マイクのノイズキャンセリングはOpenComm2より若干良くないから、「仕事だけで使うならOpenComm2」、「仕事でも日常でも使うならWB-E1M」という分け方になるだろう。
より詳細なスペックとレビューは以下の記事。
AVIOT OpenPiece Playful WB-P1
イヤホン | WB-P1 |
---|---|
メーカー | AVIOT |
種類 | 骨伝導 ネックバンド |
音質 | 5.0 |
デザイン | 6.0 |
重さ | 29g |
防塵・防水 | IP67 |
価格 | 15,950円 |
コスパ おすすめ度 | 5.5 |
OpenPiece Playful WB-P1はAVIOTのスタンダードモデル骨伝導イヤホン。
AVIOTは会社名ではなくブランド名。本体は2014年設立のプレシードジャパンという会社。日本人の耳の形に合った、日本人好みの音にこだわっている。
カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ドーンネイビー、ダークルージュの4種類。
ブラック | |
ホワイト | |
ドーンネイビー | |
ダークルージュ |
より詳細なスペックとレビューは以下の記事。
GEO GRFD-BCH BH330
イヤホン | GRFD-BCH BH330 |
---|---|
メーカー | GEO |
種類 | 骨伝導 ネックバンド |
音質 | 4.0 |
デザイン | 3.5 |
重さ | 26g |
防塵・防水 | IPX6 |
価格 | 3,278円 |
コスパ おすすめ度 | 5.5 |
GRFD-BCH BH330はゲオから出ている骨伝導イヤホン。
ゲオは1989年に設立されたレンタルビデオやDVD、ゲームソフトのレンタルでおなじみのあの会社。あまり知られてないけど、ゲオはイヤホンをたくさん出している。
カラーバリエーションはブラック、レッド、ネイビーの3種類。
ブラック | |
レッド | |
ネイビー |
軽い
GRFD-BCH BH330は24gで骨伝導イヤホン最軽量レベルで、長時間使用しても疲れにくい。
音質も意外といい
見た目はSHOKZとかと比べると微妙だけど、GRFD-BCH BH330の音質は3,278円と思えないほどいい。
ゲオの旧モデルの骨伝導イヤホンGRFD-BCH 200B300は音質がひどかったけど、GRFD-BCH BH330は音がクリアーになり、低音も出るようになり大幅に改善されている。
ちなみに値段は据え置きだったから、ゲオさんの企業努力がすぎる。
よく分からない中華の骨伝導イヤホンを買うよりは…
amazonとかで安い中華製の骨伝導イヤホンが大量に出回っているけど、日本の企業ゲオが売っているGRFD-BCH 200B300の方がまし。
安いからとりあえず骨伝導イヤホンを試してみたいという人全般におすすめできる。
\激安骨伝導イヤホン多数!/
より詳細なスペックとレビューは以下の記事。
GEO GRFD-BCH N6S
イヤホン | GRFD-BCH BH330 |
---|---|
メーカー | GEO |
種類 | 骨伝導 ネックバンド |
音質 | 3.5 |
デザイン | 4.5 |
重さ | 26g |
防塵・防水 | IPX5 |
価格 | 5,478円 |
コスパ おすすめ度 | 4.5 |
GRFD-BCH N6Sはゲオのブームマイク付き骨伝導イヤホン。
ゲオは1989年に設立されたレンタルビデオやDVD、ゲームソフトのレンタルでおなじみのあの会社。あまり知られてないけど、ゲオはイヤホンをたくさん出している。
カラーバリエーションはブラックのみ。
ブラック |
付け心地は快適
GRFD-BCH N6Sの心地は快適。
こめかみに密着する部分にクッション性があり、柔らかくフィットする感じ。
本体は25gしかなくて軽い。
疲れにくいから長時間のオンライン会議でも安心。
マイクのノイズキャンセリングは微妙
ブームマイク付骨伝導イヤホンだから、気になるのはマイクの性能。
ブームマイクの前にスマホを置いて、大音量で工事現場の音を流したときに、実際に拾う音を録音している。(音量注意)
BCH N6S ノイズテスト
価格が4倍以上違うから当たり前だけど、SHOKZのOpenComm2、AVIOTのWB-E1Mと比べると明らかに良くない。
静かな場所で使うならGRFD-BCH N6Sでも全く問題ないけど、ザワザワした場所や環境音がある場所で使う場合は、多少雑音が入るかもしれない。
最安レベルのマイク付き骨伝導イヤホン
音質やノイズキャンセリング性能は決していいとは言えないけど、5,000円という価格を考えたら仕方ない。
仕事用の骨伝導イヤホンを探しているけど、「イヤホンに2万円も出せるか!」という人は、もうこれでいい。
\激安骨伝導イヤホン多数!/
より詳細なスペックとレビューは以下の記事。
日本メーカーにこだわらないなら
日本メーカーにこだわらないならSHOKZのOpenRunがおすすめ。
SHOKZ OpenRun
イヤホン | OpenRun |
---|---|
メーカー | SHOKZ |
種類 | 骨伝導 ネックバンド |
音質 | 5.5 |
デザイン | 6.0 |
重さ | 26g |
防塵・防水 | IP67 |
価格 | 17,880円 |
コスパ おすすめ度 | 6.5 |
OpenRunはSHOKZのスタンダードモデル骨伝導イヤホン。
SHOKZは中国深圳に本拠地を置く骨伝導イヤホンのパイオニア。骨伝導イヤホンの音質に関しては他のメーカーの一歩先を行く。
通常サイズのカラーバリエーションはブラック、グレー、ブルー、レッドの4種類、ミニサイズのカラーバリエーションはブラックとブルーの2種類になっている。
OpenRun Proはパステルカラーだったけど、OpenRunは濃いめの色合いになっている。
ブラック (ミニサイズあり) | |
ブルー (ミニサイズあり) | |
グレー | |
レッド |
骨伝導なのにクリアーな音質
OpenRun以前の骨伝導イヤホンは音がこもっていて決して音質がいいとはいえなかったんだけど、OpenRunの登場で骨伝導イヤホン=音質が良くないという印象が薄まった。
PremiumPitch 2.0+という技術を搭載し、高音から低音まで幅広い音域を再現できるようになった上、振動軽減や音量アップも実現した。
イヤホン | OpenRun Pro | OpenRun | OpenMove |
---|---|---|---|
価格 | 23,880円 | 17,880円 | 11,880円 |
骨伝導技術 | 第9世代 (TurboPitch) | 第8世代 (PremiumPitch 2.0+) | 第7世代 |
特徴 | 低音強化 | クリアな音質 振動軽減 音量アップ | 防水性アップ 音漏れ軽減 |
OpenRun Proと比べて低音は劣るんだけど、高音から中音域やボーカルのクリアーさは同じだから、低音にこだわりがないなら、OpenRunでOK。
OpenRun Proとそっくり
上位モデルのOpenRun Proと見た目がほとんど同じだから間違えないように注意。
ちゃんと見ると、OpenRun Proの方が振動子のサイズがちょっと大きいのと振動子の側面がメッシュになっている。
OpenRun Proと比べて低音は劣るんだけど、高音から中音域にかけては非常にクリアー。
低音にこだわりがないなら、基本的にはOpenRunでOK。
急速充電対応
充電方法は専用の磁気誘導充電ケーブルを使う。
急速充電にも対応していて「10分間の充電で1.5時間使用可能」。
OpenRun Proの「5分間の充電で1.5時間使用可能」と比べるとちょっと遅いけど、致命的な遅さでもないし十分速い。
ケースが巾着袋
ケースも付属するけど、シェルケースではなく巾着袋。
カバンに入れると他の荷物の重みで折れないか心配になる…
荷物に埋もれないように気を付けるか、別途シェルケースを用意するのもアリかな。
防塵・防水性はIP67で高い
OpenRunの防塵・防水規格はIP67あり、OpenRun ProのIP55より上。
IP67あれば大雨でも問題なく、お風呂でも使える。
コスパよし
価格はOpenRun Proと比較して5,000円も安く、低音にこだわらないのであればOpenRunで十分。
コスパ最高なので骨伝導イヤホンを考えているなら第一候補。
より詳細なスペックとレビューは以下の記事。
他のオープンイヤーイヤホンと比較
骨伝導イヤホン以外にもオープンイヤーのイヤホンはたくさんあるから、他のものと比較したい人は以下の記事を参考にしてほしい。
比較表をもとにおすすめのオープンイヤーイヤホンを徹底解説している。
【まとめ】日本メーカーなら安心
最近は海外メーカーの製品でも品質はいいけど、やっぱり日本メーカーのものが安心できる。
骨伝導イヤホンはやっぱりSHOKZっていう中国メーカーが強いんだけど、日本メーカーも対抗して頑張ってる。
日本メーカーの骨伝導イヤホンがいいという人は、今回紹介した骨伝導イヤホンはどれもおすすめだから検討してほしい。
個人的には、予算に余裕があるならAVIOTのWB-E1M、とりあえず骨伝導イヤホンを試してみたいというくらいならゲオのGRFD-BCH BH330がちょうどいいと思う。
では、バイぜ。