【個性派オーディオサングラス】HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear Ⅱ実使用レビュー

運動中に音楽を聴くために、耳を塞がないサングラス型のスピーカー(オーディオサングラス)が注目されています。

ですが、オーディオグラスはワイヤレスイヤホンと比べるとまだまだ発展途上なうえに、情報も少ないので何を選べば良いのか分からないという人も多いと思います。

オーディオグラスを探している人の選択肢の一つとして、HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear Ⅱがおすすめです

HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear Ⅱ

本記事では、まず最初に、Eyewear Ⅱの基本スペックを紹介し、Boseの類似製品と比較しています。

次に、5種類以上のオーディオグラスを試してきた私が、Eyewear Ⅱを実際に使ってみたレビューをメリット・デメリットも含めて正直に書きました。

メリット
デメリット
  • 細くて目立たないテンプル
  • スタイリッシュなデザイン
  • 軽くて快適な装着感
  • タッチ操作が快適
  • 静かな場所では音漏れする
  • 充電ケースが大きくて重い
  • レンズ交換不可

本記事を読めば、Eyewear Ⅱの詳細なスペックだけでなく、リアルな使用感についても分かります。

目次

Eyewear Ⅱの基本スペック

Eyewear Ⅱはテンプルにスピーカーを搭載したオーディオサングラスです。

製品HUAWEI Eyewear II
発売日2021年7月13日
定価43,780円
amazon価格(2023年3月調査時)36,190円
カラーブラック
レンズ交換不可
重量44.2g
Bluetooth5.2
コーデックAAC/SBC
バッテリー持続時間最大5時間
バッテリー充電時間最大1.5時間
充電方法専用充電ケース+USBタイプC
防塵・防水IP54
同梱物本機、充電ケース、USBタイプC、クリーニングクロス
公式ホームページHUAWEI

本機は中国の大手通信機器メーカーHUAWEIファーウェイと韓国発のサングラスブランドGENTLE MONSTERジェントルモンスターのコラボ製品。2021年の7月に発売されています。

Eyewear Ⅱはサングラス型がメインですが、メガネ型もあります。レンズ交換ができないので、メガネからサングラスに、サングラスからメガネに切り替えることはできません。

サングラス型:LANG
メガネ型:KUBO

HUAWEIにはEyewear Ⅱ以外にEyewearというオーディオグラスがありますが、EyewearEyewear Ⅱの後継機種にあたります。

テイク

ややこしいから注意してね。Eyewearが最新モデルやで!

あえてEyewear Ⅱを選ぶメリットはGENTLE MONSTERの個性的なデザインを踏襲した見た目でしょう。

これ一つでファッションの主役になれるオーディオグラスです。

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他のオーディオサングラスと比較

Eyewear Ⅱと他のオーディオサングラスを比較表にまとめました。

ここでは、音響機器メーカーBOSEから出ているオーディオサングラスBose Frames Sopranoと比べています。

製品HUAWEI Eyewear II
Bose Frames Soprano
発売日2021年7月13日2020年11月5日
定価43,780円33,000円
amazon価格(2023年3月調査時)36,190円24,364円
カラーブラックブラック
レンズ交換不可可能
重量44.2g49.89g
Bluetooth5.25.1
コーデックAAC/SBC開示なし
バッテリー持続時間最大5時間最大5.5時間
バッテリー充電時間最大1.5時間最大1時間
充電方法専用充電ケース+USBタイプC専用充電ケーブル
防塵・防水IP54IPX2
同梱物本機、充電ケース、USBタイプC、クリーニングクロス本機、偏光レンズ、キャリングケース、充電ケーブル、クリーニングクロス
公式ホームページHUAWEIBOSE

Bluetoothのバージョンは5.2で最新。コーデックは多くのワイヤレスイヤホンやBose Frames Soprano含め他のオーディオグラスと同じAAC/SBC。

コーデック、AAC/SBCとは?
  • コーデック:音声データの圧縮方式。音の遅延と音質に関わる。
  • AAC:iphoneに対応しているコーデック。SBCより遅延が少なく高音質と言われている。
  • SBC:基本のコーデック。製品により差はあるが遅延を感じる。音質は上から下までさまざま。

バッテリー性能がBose Frames Sopranoより劣りますが、防塵・防水性能がIP54と高いのが特徴で、多少強めの雨にも耐えます。

テイク

防塵・防水性能はオーディオグラスで最高峰!

オーディオグラスについては別の記事でさらに詳しく比較しているので、参考にしてみてください。

Eyewear IIのレビュー

Eyewear Ⅱを実際に使って分かった正直なレビューを書いていきます。

スクロールできます
項目点数ひとことレビュー
外観 4.5個性的でかっこいいけど、人を選ぶかも
装着感 4.0走ってもズレない
音質 3.5音質は普通
音漏れ 2.0音漏れはする
操作性 5.0タッチ操作が快適
アプリ 4.0日本語対応していないが、シンプルで良し
バッテリー 3.55時間ももてば充分
充電方法 2.5充電ケース単体で充電できないのは不便
防塵・防水性 5.0優れた防塵・防水性で安心
メガネケース 2.5大きくて持ち運ぶには微妙
総合評価 3.5見た目にこだわりがないならEyewearでOK

【外観】個性的でかっこいいけど、人を選ぶかも

Eyewear ⅡGENTLE MONSTERの個性的なデザインを踏襲した見た目が特徴。

レンズは丸みがかった台形で、フレームは光沢のあるブラックです。

斜めから見ると、フレームとグラスに段差がなく平坦になっていることが分かります。

そのため、正面から見るとレンズが大きく見えます。

おしゃれですが、誰にでも似合う見た目かと言われるとそうではないので、人を選ぶと思います。

Eyewearの方がより無難なデザインです。

テンプル部分の最大幅は1.1cm程度でオーディオグラスの中では細めです。

テイク

オーディオグラスのデメリットはテンプルが太いことなんやけど、HUAWEIのオーディオグラスは比較的テンプルが細めやから嬉しいわ!

【装着感】走ってもずれない

装着感を左右するのが、鼻パッドテンプルのホールド

Eyewear Ⅱの鼻パッドは独立タイプではなく、フレーム一体型となっています。

鼻パッドは低めですが、テンプルのホールドが痛くならない程度に強いので、走ってもズレ落ちるということはありませんでした。

テンプルの可動域は広め

重量は44.2gです。

一般的なメガネが30g程度なので、それと比べると重いですが、装着してみると思ったほど重いとは感じません。

【音質】音質は普通

音質は可もなく不可もなくといった印象。

高音から中音域はクリアに聴こえますが、低音は軽いです。

高音域中音域低音域
4.0 4.0 3.0
私個人の見解です。音の感じ方には個人差があります。

オーディオグラス全般に言えることですが、音質は最低限のものが多く、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンと比べると劣るのが事実です。

テイク

オーディオグラスと同様にオープンイヤー型のイヤホンを探している、かつ音質を気にする人はshokzの骨伝導イヤホンopen run proがいいと思うわ!

【音漏れ】音漏れはする

オーディオグラスは基本的に音漏れするもの。Eyewear Ⅱも音漏れします。

音漏れはしますが、道路や公園のように環境音がある場所で使う場合はまったく気にならないレベルです。

静かな場所で、音量を中くらいにして音楽を聴くと3~5mくらいの範囲でシャカシャカ音が鳴っているのは分かります。

装着している側は中音量くらいがちょうど良い音量ですが、静かな場所だと音漏れしてそうですね。

【操作性】タッチ操作が快適

Eyewear Ⅱの左右のテンプルにはタッチセンサーが搭載されており、ダブルタップとスワイプに対応しています。

写真の赤い部分がセンサー
テンプル操作機能
ダブルタップ再生/停止
ダブルタップボイスアシスタント起動
スワイプ次の曲/前の曲
スワイプ音量調節

それぞれの操作と機能は、後で解説する専用アプリで変更することができます。

実際の操作性ですが、センサー部分に指が触れていればしっかりと反応します。

ダブルタップで曲を止めたり、スワイプで音量を変えたり直感的に操作できるのがおもしろくてクセになりました。

【アプリ】日本語対応していないが、シンプルで良し

Eyewear Ⅱには専用アプリEYEWEARが存在します。

このアプリの対応言語は英語、中国語、韓国語のみで日本語に対応していないのが残念ですが、シンプルなアプリなので英語でも直感的に分かります。

アプリのホーム画面ではオーディオグラスの残りの充電が分かります。ホーム画面のDevice settingから、機能のカスタマイズができます。

アプリ上でダブルタップとスワイプに対応する機能を変えたり、消したりできます。

テイク

シンプルで分かりやすい!

【バッテリー】5時間ももてば充分

バッテリーの持続時間は最大5時間です。

1日中サングラスをかけたままで、1日中音楽を聴いていることはそうそうなく、5時間もバッテリーがもてば充分。

ただし、他のオーディオグラスは6時間程度を最大使用時間と設定しているものも多く、それらと比べると短めです。

【充電方法】充電ケース単体で充電できないのは不便

充電はケースをUSB-Cに接続し、メガネをケースにセットするだけです。

充電を開始するとケース裏側のランプが緑に点灯し、ケース内側のランプが赤に点灯します。メガネの充電が進むにつれて内側のランプは赤→黄→緑に変わります。0%から100%までの充電は1時間強くらいで終わります。

これは残念ポイントなのですが、ケース単体では充電できません

ケースをUSB-Cに接続しないと本体が充電できないので、外出中にメガネのバッテリーが切れたら使えなくなります。

テイク

このケース、ただのでかい充電器なんだよなあ…

Eyewear Ⅱの充電ケースは評判が悪かったのか、後継機種のEyewearでは採用されていません(笑)

【防塵・防水性】優れた防塵・防水性で安心

Eyewear Ⅱの防塵・防水性はIP54です。

IP54保護の程度
防塵性粉塵からの保護
防水性いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない
参考:KDDIトビラ

IP54はオーディオグラスの中では最高峰の防塵・防水性能。

ちりやほこりが舞いやすいような環境、パラパラ雨が降る環境でも使えることが保証されているので安心ですね。

【メガネケース】大きくて持ち運ぶには微妙

充電器を兼ねるケースの大きさは約170×70×60mmで、JINSのメガネケースよりひと回り大きく、持ち運ぶには少し邪魔。

ファスナーで開け閉めします。

【総合評価】見た目にこだわりがないならEyewearで十分

様々な観点からEyewear Ⅱを見てきましたが、総合評価は☆3.5

3.5となったのは、後継機種のEyewearの方がスペック的に優れているからです。

テイク

Eyewear Ⅱのデザインにこだわりがないなら、Eyewearがいいと思うわ!

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Eyewear Ⅱの実使用レビューまとめ

本記事は「【個性派オーディオサングラス】HUAWEI×GENTLE MONSTER Eyewear Ⅱ実使用レビュー」について書きました。

まず最初に、Eyewear Ⅱの基本スペックを紹介し、Boseの類似製品と比較しています。

次に、5種類以上のオーディオグラスを試してきた私が、Eyewear Ⅱを実際に使ってみたレビューをメリット・デメリットも含めて正直に書きました。

結論は、デザインにこだわりがある人はEyewear Ⅱ、それ以外の人はEyewearです。

テイク

最後まで読んでくれてありがとうございます!Eyewear ⅡEyewearもおすすめなのでぜひ使ってみてください!

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