運動中に音楽を聴くために、耳を塞がないサングラス型のスピーカー(オーディオサングラス)が注目されています。
周りの音が聴こえることで事故などの危険を回避しやすくなったり、耳が疲れにくかったりというメリットがあり。ここ数年で立て続けにメガネ型のイヤホンが発売されました。

Ray-banやHUAWEIといった大企業も参入してきてるで!
様々な種類があるオーディオサングラスの中で、私が1番おすすめしているのがBose Frames Soprano


本記事では、まず最初に、Bose Frames Sopranoの基本スペックを紹介し、Boseの他のオーディオグラスとHUAWEIの類似製品と比較しています。
次に、5種類以上のオーディオグラスを試してきた私が、Bose Frames Sopranoを実際に使ってみたレビューをメリット・デメリットも含めて正直に書きました。
本記事を読めば、Bose Frames Sopranoの詳細なスペックだけでなく、リアルな使用感についても分かります。
Bose Frames Sopranoの基本スペック
Bose Frames Soprano
製品 | Bose Frames Soprano |
---|---|
発売日 | 2020年11月5日 |
定価 | 33,000円 |
amazon価格(2023年3月調査時) | 24,364円 |
カラー | ブラック |
レンズ交換 | 可能 |
レンズ横幅 | 55mm |
ブリッジ幅 | 17mm |
テンプル長さ | 136mm |
重量 | 49.89g |
Bluetooth | 5.1 |
コーデック | 開示なし |
バッテリー持続時間 | 最大5.5時間 |
バッテリー充電時間 | 最大1時間 |
充電方法 | 専用充電ケーブル |
防塵・防水 | IPX2 |
同梱物 | 本機、偏光レンズ、キャリングケース、充電ケーブル、クリーニングクロス |
公式ホームページ | BOSE |


2020年の11月に発売されており、定価は33.000円ですが、2023年現在amazonで24,000円程度で販売されています。
Bose Frames Sopranoは2019年に発売されたBose Frames AltoおよびBose Frames Rondo
バッテリーのもち時間など基本的なスペックが向上しているだけでなく、音質の向上や音漏れの抑制といったスペックの数値に表れない性能も進化しています。
他のオーディオサングラスと比較
Bose Frames Sopranoと他のオーディオサングラスを比較表にまとめました。
ここでは、下位モデルであるAlto
製品 | Bose Frames Soprano![]() ![]() | Bose Frames Alto![]() ![]() | HUAWEI Eyewear II![]() ![]() |
---|---|---|---|
発売日 | 2020年11月5日 | 2019年10月3日 | 2021年7月13日 |
定価 | 33,000円 | 27,500円 | 43,780円 |
amazon価格(2023年3月調査時) | 24,364円 | 25,600円~ | 36,190円 |
カラー | ブラック | ブラック | ブラック |
レンズ交換 | 可能 | 可能 | 不可 |
重量 | 49.89g | 約45g | 44.2g |
Bluetooth | 5.1 | 開示なし | 5.2 |
コーデック | 開示なし | 開示なし | AAC/SBC |
バッテリー持続時間 | 最大5.5時間 | 最大3.5時間 | 最大5時間 |
バッテリー充電時間 | 最大1時間 | 最大2時間 | 最大1.5時間 |
充電方法 | 専用充電ケーブル | 専用充電ケーブル | 専用充電ケース+USBタイプC |
防塵・防水 | IPX2 | IPX2 | IP54 |
同梱物 | 本機、偏光レンズ、キャリングケース、充電ケーブル、クリーニングクロス | 本機、キャリングケース、充電ケーブル、布製バッグ | 本機、充電ケース、USBタイプC、クリーニングクロス |
公式ホームページ | BOSE | BOSE | HUAWEI |
Bluetoothのバージョンは5.1で最新ではないですが、特に気にする必要はありません。普通に使えます。
音の遅延や音質に影響するコーデックは非開示ですが、おそらく他のオーディオグラスと同様にAAC/SBCだと思います。
- コーデック:音声データの圧縮方式。音の遅延と音質に関わる。
- AAC:iphoneに対応しているコーデック。SBCより遅延が少なく高音質と言われている。
- SBC:基本のコーデック。製品により差はあるが遅延を感じる。音質は上から下までさまざま。
防塵・防水性能はHUAWEI Eyewear IIに劣りますが、IPX2であれば、激しい雨の中で使わなければ問題ないかと思います。
オーディオグラスについては別の記事でさらに詳しく比較しているので、参考にしてみてください。
Bose Frames Sopranoのレビュー
Bose Frames Sopranoを実際に使って分かった正直なレビューを書いていきます。
項目 | 点数 | ひとことレビュー |
---|---|---|
外観 | 4.0 | スポーティでかっこいいけど、テンプルが太い |
装着感 | 4.0 | 走ってもズレない |
音質 | 4.5 | 音の迫力があっておもしろい |
音漏れ | 2.0 | 音漏れはする |
操作性 | 5.0 | 操作は簡単で分かりやすい |
アプリ | 4.0 | 一部の機能だけ変更可能 |
バッテリー | 4.5 | 5.5時間ももてば充分 |
充電方法 | 3.0 | 専用の充電ケーブルがいるのは面倒くさい |
防塵・防水性 | 3.0 | 防水のみだが許容範囲 |
メガネケース | 4.0 | シンプルで持ち運びやすい |
総合評価 | 5.0 | オーディオサングラスで1番おススメ! |
【外観】スポーティでかっこいいけど、テンプルが太い
Bose Frames Sopranoは運動向けに作られているので、ランニングのときに使いたくなるようなスポーティなデザインになっています。


初期のレンズは黒色の偏光レンズ。外の眩しさをかなり軽減してくれます。


レンズは交換可能で、ミラードローズゴールド
力を込めて、レンズの端をグッと押すと簡単に外せます。
テンプル部分の最大幅は2cm程度でかなり太いです。


実際にサングラスをかけている写真を見れば、その太さは一目瞭然。


このテンプルの形が苦手な人もいるかもしれません。私はそこまで気にしませんが…
こんなにテンプルが太いのは、内蔵スピーカーが大きいからです。その分、迫力のある音を実現しているというわけです。
【装着感】走ってもずれない
装着感を左右するのが、鼻パッドとテンプルのホールド。
Bose Frames Soprano


鼻パッドは低めですが、テンプルのホールドが痛くならない程度に強いので、走ってもズレ落ちるということはありませんでした。
重量は49.89gです。
一般的なメガネが30g程度なので、それと比べると重いですが、装着してみると思ったほど重いとは感じません。
【音質】音の迫力があっておもしろい
個人的に感動したのが、音の立体感。
コンサート会場にいるのかと思うほど臨場感あふれる音の設計になっており、音に包まれます。



‘音’にこだわり続けてきたBoseならでは!
オーディオグラスの中では、比較的低音域にも強いと思いますが、Boseのワイヤレスイヤホンやスピーカーのような体に響くような低音は期待しない方が良いです。
これはBose Frames Sopranoだけでなく、他のオーディオグラスも同様です。
高音から中音域は合格点といったところ。
高音域 | 中音域 | 低音域 |
---|---|---|
4.0 | 4.0 | 3.5 |
音の立体感という点に関しては、他のオーディオグラスと比べてもかなり高いレベルあるので、個人的には大満足です。
【音漏れ】音漏れはする
Bose Frames Sopranoはテンプルの下部に音の出口があり、ちょうど耳の穴に向かって音が出るようになっています。


音の出口も小さめですが、残念ながら多少音漏れはします。
音漏れはしますが、道路や公園のように環境音がある場所で使う場合はまったく気にならないレベルです。
静かな場所で、音量を中くらいにして音楽を聴くと3~5mくらいの範囲でシャカシャカ音が鳴っているのは分かります。



基本的にオーディオグラスは音漏れするものだと思ってな…
【操作性】操作は簡単で分かりやすい
Bose Frames Sopranoの操作は、右テンプル下の物理ボタンと右テンプル側面のタッチセンサーで行います。


操作 | 機能 |
---|---|
ボタンを長押し | 電源オン/オフ |
ボタンを1回押す | 再生/一時停止 |
ボタンを続けて2回押す | トラック送り |
ボタンを続けて3回押す | トラック戻し |
タッチセンサーでできる操作は音量調整と音声アシスタントの起動です。




操作 | 機能 |
---|---|
タッチセンサーを前方にスワイプ | 音量アップ |
タッチセンサーを後方にスワイプ | 音量ダウン |
タッチセンサーを続けて2回タップ | 音声アシスタント起動 |
ボタンもタッチセンサーもよく反応するので、ストレスフリーで使うことができます。
また、操作は直感的に分かるように機能が割り当てられているので、初めのうちも難なく使うことができました。
【アプリ】一部の機能だけ変更可能
Boseの専用アプリBose Musicに対応しています。


本アプリでは、Bose Frames Sopranoの一部の機能だけ変更可能です。
変更可能なのは
- モーション検出
- 裏返して置いたときに自動でオフになる機能
- 音声ガイド
のみ。
ボタン操作やタッチセンサーの機能の割り当てはできません。




【バッテリー】5.5時間ももてば充分
バッテリーの持続時間は最大5.5時間です。
1日中サングラスをかけたままで、1日中音楽を聴いていることはそうそうなく、5.5時間もバッテリーがもてば充分。
初心者のフルマラソンのタイムが5~6時間程度なので、だいたいフルマラソンを完走してちょうど充電がなくなるくらいのイメージです(笑)
【充電方法】専用の充電ケーブルがいるのは面倒くさい
Bose Frames Sopranoを充電するためには専用の充電ケーブルが必要。もちろん付属しています。


右テンプルの内側にある端子と接続することで、充電が開始されます。


端子には磁石がついており、バチッとくっつきます。


満充電までの時間は1時間程度と早く、ケーブルをくっつけるだけなので簡単です。
ただ、専用の充電ケーブルが必要なのは若干デメリットかと。



余計な充電ケーブルが増えるのはごちゃごちゃするので嬉しくないですね…
公式ではないですが、専用の充電ケーブル単体も販売されているので、なくしても安心です。
【防塵・防水性】防水のみだが許容範囲
Bose Frames Sopranoの防塵・防水性はIPX2です。
IPX2 | 保護の程度 |
---|---|
防塵性 | |
防水性 | 垂直より左右15度以内からの降雨によって有害な影響を受けない |
軽い雨の中なら使っても問題なさそうです。
防塵性は定められていませんが、粉塵が舞うようなハードな環境でなければ、よほど問題はないと思います。
【メガネケース】シンプルで持ち運びやすい
付属のメガネケースはシンプルで軽く、持ち運びやすいです。


ケースの中には、ぴったりとサングラスが納まります。


ケース自体に充電機能はありませんが、デザインが良いので気に入っています。
【総合評価】オーディオサングラスでは1番おススメ
様々な観点からBose Frames Sopranoを見てきましたが、総合評価は☆4.5。
他のオーディオサングラスと比べても十分すぎるスペックであることに加え、音の迫力があるので使っていて楽しいです。



何度も使いたくなるオーディオサングラスやわ!
Bose Frames Soprano実使用レビューまとめ
本記事は「【音の迫力がすごいオーディオグラス】Bose Frames Soprano実使用レビュー」について書きました。
個人的にBose Frames Sopranoが気に入りすぎて、かなり気合を入れてレビューしました(笑)
ランニングしたり、スポーツしたりするときにぴったりなオーディオサングラスなので、運動用にイヤホンがほしい人はぜひ試してみてほしいです!



最後まで読んでくれてありがとうございます!Bose Frames Sopranoぜひ使ってみてください!