MagSafe対応のモバイルバッテリーといえば、ANKERかBelkin。
MagSafe対応のモバイルバッテリーといえば、ANKERかBelkin。
大事なことだから2回言った。
どちらも機能性、知名度も十分だから甲乙つけがたい。
今回はANKERかBelkinのモバイルバッテリーを細かく比較したから、モバイルバッテリーを探している人は最後まで読んでほしい。
参考:ANKER公式ホームページ、Belkin公式ホームページ
【結論】Belkinがやや優勢
先に結論を言うと、Belkinの方がややおすすめ。
理由はデザインがいいから。
スタンドがスタイリッシュなのがポイント。
今回はANKER 622 Magnetic BatteryとBelkin Magnetic Wireless Battery 5000 + Standを比較しているんだけど、機能的なところはほとんど同じだから、もう見た目で選ぶしかない。
モバイルバッテリーを選ぶポイント
最初にモバイルバッテリーの基礎知識をおさらい。興味がなければ飛ばしても大丈夫。
モバイルバッテリーを選ぶポイントは以下の5点。
- サイズと重さ
- 容量(mAh)
- 充電速度
- 入力ポート
- 出力ポート
サイズと重さ
モバイルバッテリーには様々なサイズのものがある。
薄型・スティック型など用途や見た目の好みに応じて選んだらOK。
容量(mAh)
mAh(ミリアンペアアワー)はバッテリーの容量を表す単位。10mAhなら10mAの電流を1時間流せるだけの容量。mAhが大きいほど電池が長持ちする。
小型・軽量のモバイルバッテリーならだいたい5000mAhくらい。
他にも10000mAh、20000mAhクラスのものが定番。
最近のスマホの容量が3000~5000mAhなので、5000mAhのモバイルバッテリーならスマホ1回フル充電できるイメージ。
スマホ | 容量 |
---|---|
iPhone 14 Pro | 3274mAh |
Galaxy S23 | 3900mAh |
Google Pixel 7a | 4385mAh |
AQUOS Sense7 | 4570mAh |
Xperia 5IV | 5000mAh |
充電速度
充電速度が速ければ、すぐにスマホが充電できる。
充電速度はW(ワット)数が大きいほど速く充電できる。
W(ワット)は電気出力を表す単位。ワット数が大きいほど速く充電できる。W以外にも5V=2.4Aのような形で表記されることもあって、この場合は5V×2.4A=12Wの出力であることを意味してる。
スマホは5W程度あれば充電できるけど、高速充電対応のスマホを高速充電しようと思ったら、少なくとも18W以上のワット数が必要。
入力ポート
入力ポートは、モバイルバッテリー本体を充電するためのポート。
最近はUSB-Cのものがほとんど。
昔のモバイルバッテリーはマイクロUSBのものもあるけど、差し込む向きが決められているから不便。
直接コンセントに接続して充電できるタイプのモバイルバッテリーなんかもある。
出力ポート
出力ポートは、スマホを充電するためのポート。
USB-AかUSB-Cがスタンダード。
ワイヤレス充電や、ライトニング端子に対応しているものもある。
Magsafe対応のモバイルバッテリーとは
そもそもMagsafeって何やねんということなんだけど、簡単に言うと「マグネットでiPhoneをくっつけてワイヤレス充電する技術」。
スマホじゃなくてiPhoneと言ったのは、この技術を開発したのがApple様だから。
ANKERもBelkinもMagsafeに合わせて、それぞれモバイルバッテリーを作っているというわけ。
ANKERとBelkinのモバイルバッテリーを実機比較
前置きはさておいて、ここからは実機を使ってANKERとBelkinのモバイルバッテリーを比較していく。
今回比較するのはこちらの2つ。
どちらも5000mAhでスタンド付き。まさにライバル関係と言えるモバイルバッテリーだ。
名前が長いから、以下ではそれぞれANKER、Belkinと呼ぶ。
充電性能
充電性能で重要なのは出力。
この出力が大きいほど速く充電できる。
ANKERとBelkinそれぞれのスペックを見ると、ワイヤレス充電の最大出力は7.5Wと表示されている。
つまり充電速度は同じだということ。
とはいえ7.5Wって言われてもピンとこないと思うから、実際に私のiPhone13 Proを充電してみると、1時間で40%充電できた。
マグネットの強さ
マグネットが弱いと外れやすいから、マグネットの強さも大事。
とはいえ、どちらも普通に使っている分には落ちることはないから大丈夫。
ただ1つだけ注意点があって、それはMagsafe非対応のiPhoneケースを使っている場合。
iPhoneケースの分厚いとそれだけマグネットが弱くなるから、外れやすくなる。
私はSHIENで買った500円くらいの激安クリアーケースを使ってるんだけど、これだと何とかくっつくけど揺らしたり傾けたりすると外れる。
おとなしくMagsafe対応のiPhoneケースを買えば問題ないんだけど…(笑)
デザイン
デザインはかなり似てる。
Belkinの方ががANKERよりコンパクトだけど厚めという感じ。
モバイルバッテリー | サイズ |
---|---|
ANKER | 約105x67x13mm |
Belkin | 約95.5x65x15.5mm |
スタンドのデザインは圧倒的にBelkinいい。立ち姿が美しすぎる。
一見不安定に見えるけど、めちゃめちゃ安定する。
スタンドのバリエーション
ANKERもBelkinもスタンドがついてるんだけど、スタンドの形状的にANKERは横向きに立てられない。
とはいえ縦向きに立てて、スマホだけ横にすることはできるから問題ないんだけど。
あとUSB-Cポートの位置が違っていて、モバイルバッテリーを充電しながら使う場合(パススルー充電)は立て方が限られてくる。
重さ
重さはほとんど同じで150gくらい。
カラーバリエーション
カラーバリエーションは以下のようになっている。
Belkinにはディズニーモデルとマーベルモデルもある。
好きな人にはたまらんね。
価格
価格はANKERが6,990円。
Belkinはオープン価格みたいになっていて、だいたい5,000円~6,000円。
Belkinのディズニーモデルとマーベルモデルは8,000円くらいする。
あとがき:
2023年11月にANKERからMagGo Power Bank (5000mAh, 7.5W, Stand)が発売された。
実質622 Magnetic Batteryの後継機種なんだけど、価格が4,990円になっているからBelkinより安くなった。
Magsafeモバイルバッテリーの注意点
Magsafe対応のモバイルバッテリーがあれば、充電ケーブルを持ち運ぶ必要がないから最高なんだけど、注意点が2つある。
- Magsafe対応のiPhoneケースが必要
- iPhone12以降だけ対応
Magsafe対応のiPhoneケースが必要
Magsafe対応のiPhoneケースじゃないと本領発揮できない。
ケースが分厚いとマグネットが弱くなるから、ずれたりくっつかなかったりする。
Magsafe対応のiPhoneケースはちょっと価格が高いけど、あったら嬉しい。
それかケースなしで使うか。
iPhone12以降だけ対応
MagsafeはiPhone12以降しか対応してない。
iPhone8~iPhone11もワイヤレス充電自体には対応してるんだけど、マグネットが入ってないからスマホにくっつけて充電みたいなのはできないから注意。
Magsafe非対応のiPhoneの場合
Magsafe非対応のiPhoneを使っている場合のMagsafe代用案を2つ紹介する。
- ANKER NanoPower Bank
- Elecom 0.1cm充電ケーブル×薄型モバイルバッテリー
ANKER NanoPower Bank
Magsafe非対応のiPhoneを使っているという人におすすめなのが、ANKERのNanoPower Bank。
これならMagsafeに対応してなくてもケーブルレスで充電できる。
Elecom 0.1cm充電ケーブル×薄型モバイルバッテリー
Elecomの激短0.1m充電ケーブルと薄型のモバイルバッテリーを使えば、ワイヤレス充電っぽくなる。
Magsafeにするまでは実際にこの方法を使っていた。
おすすめのANKERモバイルバッテリー
おすすめのANKERモバイルバッテリーは以下の記事で紹介しているから参考にしてほしい。
【まとめ】Magsafeは最高
Magsafe対応のモバイルバッテリーならケーブルレスで持ち運びに便利。
ANKERとBelkinが有名だけど、個人的にはデザインがいいBelkinを推す。
モバイルバッテリーとしての性能はほとんど同じだから、好みの方でいいんじゃないかな。
では、バイぜ。