日本のイヤホンブランドAviot(アビオット)ハイエンドモデルといえば、凛として時雨のピエール中野監修のTE-Z1PNK。
ハイエンドのワイヤレスイヤホンというと、AirPods ProとかソニーのWF-1000XM5が真っ先に候補にあがるけど、AviotのTE-Z1PNKなかなか評判はいい。
というわけで、TE-Z1PNKのレビューを今さらながらレビューしていく。
【結論】ロックサウンド好きにはおすすめ

先に結論から言うと、ロックサウンド好きにはおすすめできるけど、万人にはおすすめしにくい。
他の人のレビューにもあるけど、ロックサウンドに適した音質。

それ以外は普通。
他のハイエンドのワイヤレスイヤホンと比べると、ノイキャンが特別強いわけでもなければ、機能面で優れているところもない。
価格が4万円近くすることを考えると、気軽に買えるものでもないから、AirPods ProとかSony、Boseを選んだ方がいいと言わざるを得ない。
それかAVIOTの下位モデルのTE-J1。これは万人におすすめ。
AVIOT TE-Z1PNKの概要
AVIOTは日本のイヤホンブランド

Aviot(アビオット)は2014年に日本で誕生したワイヤレスイヤホンブランド。
Aviotという名前自体は知らない人も多いのではと思うが、実はワイヤレスイヤホンを30種類以上も出している。
Aviotの一番の特徴は、やはりアーティストコラボ。
凛として時雨のピエール中野が監修したワイヤレスイヤホンTE-Z1PNKをはじめ、元BiSHのアイナ・ジ・エンドや、今や大人気のあのちゃんとコラボしたイヤホンもある。
ファンならついつい欲しくなってしまうワイヤレスイヤホンである。
TE-Z1PNKはピエール中野監修のワイヤレスイヤホン

ピエール中野は「ぴやほん」と呼ばれるイヤホンを作っている。
TE-Z1PNKはAviotとピエール中野がタッグを組んで開発したぴやほんの第6弾ぴやほん6にあたる。
TE-Z1PNKの発売日
TE-Z1PNKの発売日は2022年12月23日。
TE-Z1PNKの価格
TE-Z1PNKの価格は39,800円。
他のハイエンドのワイヤレスイヤホンと同じくらいの価格。
イヤホン | 価格 |
---|---|
Bose QC Ultra EarBuds | 39,600円 |
Apple AirPods Pro 第2世代 | 39,800円 |
Sony WF-1000XM5 | 41,800円 |
にしても、最近のワイヤレスイヤホンは高すぎる!
TE-Z1PNKの実機レビュー

製品 | TE-Z1PNK![]() |
---|---|
形状 | カナル型 |
発売日 | 2022年12月23日 |
定価 | 39,800円 |
ANC | |
外音取り込み | |
ハイレゾ | |
マルチポイント | |
急速充電 | 10分間の充電で最大60分再生可能 |
ワイヤレス充電 | |
ドライバー | コアキシャル2wayドライバー構成(10mmダイナミック型ウーファー+平面磁気駆動型ツイーター) |
マイク | 高性能MEMSマイク |
バッテリー | 60mAh(イヤホン) 400mAh(ケース) |
通話時間 | 3時間 |
再生時間 | 7時間(イヤホン単体) 18時間(ケース併用) |
充電時間 | 1.5時間(イヤホン) 1.5時間(ケース) |
充電ポート | USBタイプC |
防塵・防水性 | IPX4 |
Bluetooth | 5.2 |
マルチペアリング | 8デバイス |
マルチポイント | 2デバイス |
コーデック | AAC SBC LDAC |
プロファイル | A2DP HFP HSP AVRCP |
【外観】めっちゃかっこいい

TE-Z1PNKのデザインはめっちゃかっこいい。
Aviotのワイヤレスイヤホンはデザインがいいものが多いけど、TE-Z1PNKもハイエンドモデルにふさわしい高級感をかもし出している。
ベースカラーはマットなブラックで、ゴールドのロゴとラインが入っている。

スリット状になっている側面からは内部のグリーンのライトが覗く。

内側はスケルトンになっていて、内部が少しだけ見える。

これだけでも「ちょっと普通のイヤホンじゃないぞ」というラグジュアリーさを感じる。
特に気に入っているのが充電ケース。
写真だと伝わらないんだけど、触るとひんやりするんだよね。

他のワイヤレスイヤホンのケースはプラスチックだけど、TE-Z1PNKは金属を使ってるぽいから、プラスチックには出せない重厚感があっていい。

カラーバリエーション
カラーバリエーションはブラックのみ。
カラー | TE-Z1PNK |
---|---|
ブラック | ![]() |
Aviotのワイヤレスイヤホンはカラバリ豊富なものが多いけど、TE-Z1PNKはブラックしかないんだよね。
【使用感】特に問題なし
装着感とか、ケースからの取り出しやすさとか気になるところはなかった。
丸形のワイヤレスイヤホンだけど、本体はつまみやすい形になっているから、落としにくそうなのは嬉しい。
重さ
重さも7gで軽いから、長時間使用しても疲れにくい。

【音質】バンドの楽器音がよく聞こえる

BoseのQC Ultra EarBudsと比べると、低音がガンガン鳴ったり、3Dオーディオがあるわけではない。
けど繊細に、楽器の音が再現されていて、ドラムのシンバルの音とか、ギターの旋律とかめっちゃきれいに聞こえる。
ピエール中野監修ということもあり、ロックに合う音になっている気がする。
私は邦ロックばかり聞くから、TE-Z1PNKはかなり合ってる。

コアキシャル2wayドライバー構成

TE-Z1PNKは他のワイヤレスイヤホンにはないオリジナルな作りになっている。
それがコアキシャル2wayドライバー構成。
二基のドライバーの音の出口を可能な限り近く、かつ同軸上に配置することで、低音域と高音域の音響経路差(=位相差)を最小化し、スムースな音響特性を実現している。
ノイズキャンセリングは微妙

残念なお知らせだけどノイズキャンセリングが微妙。
4万円弱するワイヤレスイヤホンはノイキャンの性能がいいことは必須だと思うんだけど、TE-Z1PNKはそこまで精度が高くない。
やっぱりノイキャンはApple、Sony、Boseが強い。
アプリでイコライザ調節可能
AVviotのアプリ「SOUND ME」からイコライザを調節できる。

TE-Z1PNKのボイス切り替え方法

TE-Z1PNKにはPSYCHO-PASS(サイコパス)いうアニメのキャラクターボイスがガイダンスとして採用されている。
- 常守朱(CV 花澤香菜)
- 狡噛慎也(CV 関智一)
- ドミネーター(CV 日髙のり子)
これらのボイスはAviotのアプリ「SOUND ME」から簡単に変更できる。



新モデルTE-ZX1-PNK ピヤホン7登場

2024年2月2日に新フラッグシップモデルのピヤホン7ことTE-ZX1-PNKが発売された。
49,500円というやばい価格なのに、発売開始してすぐ売り切れたから期待度の高さがうかがえる。
実際に使ってみたけど、5ドライバーという変態構成が織りなす圧倒的な音質で感動した。
さらに新モデルピヤホン8 TE-W1-PNK登場

ピヤホン7 TE-ZX1-PNKが出たばかりなんだけど、もうピヤホン8 TE-W1-PNKが発表された。
TE-W1-PNKの発売日は4月上旬で価格は19,800円(税込み)。
かなり手を出しやすい価格になってよかった。
Aviotの他のワイヤレスイヤホン
TE-J1(アイナ・ジ・エンドコラボ)

TE-J1はアイナ・ジ・エンドとコラボしたワイヤレスイヤホン。
カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、カーキ、ネイビーの通常4色に、コラボ限定モデルを加えた5色ある。
ブラック | ![]() |
ホワイト | ![]() |
カーキ | ![]() |
ネイビー | ![]() |
コラボ限定 モデル | ![]() |
ケースがレザー調でおしゃれなのが特徴。

TE-J1は価格もTE-Z1PNKより1万円以上安くて音質もいいから万人におすすめ。
TE-Q3(あのちゃんコラボ)

TE-Q3はコンパクトサイズのワイヤレスイヤホン。
「小さくまとまって何が悪い」というキャッチフレーズと、あのちゃんがイメージキャラクターになっている最新モデル。
カラーバリエーションは、パールホワイト、ブラックオニキス、ラベンダージェイド、ピンクオーツ、ラピスブルー、レッドスピネルの6種類もある。
パールホワイト | ![]() |
ブラックオニキス | ![]() |
ラベンダージェイド | ![]() |
ピンクオーツ | ![]() |
ラピスブルー | ![]() |
レッドスピネル | ![]() |
とにかくコンパクトなのが特徴で、他のワイヤレスイヤホンと比べても小さい。


小さい分、音質はそこまで良くないから、見た目と持ち運びやすさ重視の人向け。
【まとめ】ロックなワイヤレスイヤホン

TE-Z1PNKはAviotのハイエンドワイヤレスイヤホン。
音質は繊細で、特にロックサウンドに適している。
ドラムのシンバルの音とか、ギターの旋律とかめっちゃきれいに聞こえる。
さすがはピエール中野監修。
とはいえ、他のハイエンドのワイヤレスイヤホンと比べると、ノイキャンが特別強いわけでもなければ、機能面で優れているところもないから、ロックが好きで音をキレイに聞きたい人向けだと思う。
3万円以上のおすすめワイヤレスイヤホンは以下の記事で解説しているから参考にしてほしい。
では、バイぜ。