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エレコムIST(イスト)ベアリングモデルレビュー|打倒ロジクール

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エレコムから出てるトラックボールの最新作ISTシリーズ。

2023年の11月に発売開始したんだけど、ベアリングモデルだけ発売が4か月遅れてようやく発売された。

というわけで待ちに待ったISTベアリングモデルをレビューしていく。

参考:エレコム公式ホームページ

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目次

【結論】ベアリングすごい!滑らか

結論を言うと、ベアリングに感動した。

よくある人口ルビーでボールを支持するタイプと比べてさらに回転がスムーズ。

宙に浮くようなかつてない操球体験」ってうたわれてたけど、これはそれほど大げさではないことが分かった。

以下では、ベアリングってそもそも何やねんというところから、ロジクールの定番トラックボールM575Sとの比較までしていく。

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ベアリングと人口ルビーの違い

さっきから

  • ベアリング
  • 人口ルビー

って言葉が出てきてるけど、トラックボールの球を支えるパーツが違う。

ベアリング

ベアリングはボール支持パーツがボールと一緒に回転する。

メリットとデメリットは以下。

メリット
デメリット
  • 摩擦による抵抗が小さく滑らかな操作が可能。
  • ボール表面を擦らないため、支持部にゴミがたまりにくい。
  • 滑らかすぎてピタッとカーソルを合わせるのが苦手。

ベアリングがボールと一緒に回転することで摩擦が小さく軽い力で操作できる一方、滑らかすぎてカーソルをピタッと合わせるのに慣れが必要。

人工ルビー

人工ルビーはボール支持パーツがボールと一緒に回転しない。

メリットとデメリットは以下。

メリット
デメリット
  • ベアリングより細かい操作がしやすい
  • 種類が多く価格も安め
  • ボール表面を擦るため、支持部にゴミがたまりやすい。

ベアリングより一般的で種類が多く価格も比較的安いのがメリット。

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ISTの発売日・価格

ISTの各モデルの発売日と価格は以下。

人工ルビーベアリング
有線2023/11/15
11,539円
2023/3下旬
15,103円
無線2023/11/15
12,430円
2023/3下旬
15,944円
Bluetooth2023/11/15
13,321円
2023/3下旬
16,885円

ベアリングモデルの方が人工ルビーモデルより3,500円程度高く、有線→無線→Bluetoothの順に高くなる。

ここで書いた価格はエレコム公式ホームページのものだけど、amazonとか楽天市場では6,000円~10,000円くらいで売られていることが多い。

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IST(イスト)シリーズの概要

レビューの前にISTシリーズの概要を解説する。

コネクター形状USB-A
接続方式USB2.4GHz無線
読取り方式IR LED
センサー分解能500DPI
ボタン数5個
※ホイールボタン含む
ホイール数1個
ボール径直径約36mm
レシーバー収納対応
電池単3形
サイズ96×126×52mm
重さ148g
無線モデルのスペック

有線・無線・Bluetoothがある

PCへの接続方法が3種類(有線・無線・Bluetooth)ある。

有線タイプ

有線タイプは乾電池を必要としない分軽いのがメリットな一方、ケーブルが邪魔になるのがデメリット。

無線タイプ

PCにレシーバーの差し込み箇所(USB-Aポート)さえあれば使えるのがメリットな一方、電池が必要になるのがデメリット。

Bluetoothタイプ

ケーブルもレシーバーも必要ないのがメリットな一方、電池が必要になるのがデメリット。レシーバーありの無線と比べて接続にラグがある場合もある。

カラーバリエーションはブラック・ホワイト

ISTのカラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類。

ブラック
ホワイト

保証期間は2年

購入から2年間、適切な使用環境で発生した本製品の故障に限り、無償で修理または交換を受け付けているから安心。

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IST(イスト)ベアリングモデルの実機レビュー

ここからは実際に使ってみたレビューをしていく。

良かった点
微妙な点
  • 自然なポジショニング
  • 超高速カーソル移動
  • いざというときはユニット交換可能
  • 表面に電源ボタン
  • マルチポイント接続ができない

自然なポジショニング

トラックボールで最重要なのが「手の位置」。

トラックボールを購入する理由って普通のマウスより疲れにくいことにある。トラックボールの形状が原因で疲れてしまっては本末転倒。

以前レビューしたゲオのトラックボールは安くて機能も十分だったけど、親指のポジションに違和感があったから使うのをやめた。

そんな中ISTは手を自然なポジショニングにしてくれる。だから長時間使っていても疲れにくいしストレスもない。

ということでトラックボールの大前提はクリア。

超高速カーソル移動

ISTのベアリングモデルはボールを軽い力で転がすだけで、超高速でカーソル移動ができる。

トラックボールは少ない動きでダイナミックにカーソルを動かせるのがメリットなんだけど、ISTはそのメリットをさらに強化している。

この強化は以下の2つの構造で実現している。

  • 直径36mmボール
  • ベアリング支持

直径36mmボール

トラックボールのよくあるボールサイズは34mmなんだけど、ISTは36mmボールを採用している。

親指の腹とボールの接地面積が増えてフィット感が増すのと、一度の回転で動かせるカーソルの距離が増えるのがメリットだ。

ベアリング支持

ベアリングは人工ルビーと比べて摩擦が小さいからより滑らかにボールを転がせる。

ちょっとボールをなでるだけで画面の端から端まで一瞬で移動できるから作業効率も高い。

いざというときはユニット交換可能

エレコム公式ホームページ

個人的に人工ルビーよりベアリングの方が好きなんだけど、人によってはやっぱり人工ルビーの方が好みという人もいると思う。

ベアリングは動きが軽すぎて細かい操作は慣れるのに時間がかかるからね。

ISTならベアリング支持ユニットと人工ルビー支持ユニットを交換することができるから、「ベアリング思っていたのと違うなあ」となったら人工ルビーと交換したらいい。

気分に応じて人工ルビーとベアリングをいったりきたりしても楽しいかも。

表面に電源ボタン

ISTはマウスの表面に電源ボタンがある。

裏面に電源ボタンがあるマウスっていちいちマウスをひっくり返さないといかないから不便。

だから表面に電源ボタンがあるのは意外と嬉しい。

マルチポイントができない

ISTの弱点がマルチポイント接続ができないこと。

マルチポイントとは

2台のデバイスに同時に接続できる機能

他のトラックボールマウスではUSBレシーバーによる無線接続とBluetooth接続をボタン1つで切り替えることができるから、1台のトラックボールで2台のPCの行き来が楽。いちいちレシーバーを差し替えたり、Bluetooth設定を操作したりする必要がない。

「仕事用PCとプライベート用PC」、「自分用PCと家族のPC」みたいにPCを2台持っている人は多いと思うからけっこう便利な機能なんだけど、ISTはそれができない。無念。

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IST(イスト)とロジクールM575Sを比較

ISTのベアリングモデルとロジクールM575Sを比較していく。

トラックボールエレコム
IST
ロジクール
M575S
接続方法・有線
・無線
・Bluetooth
・無線/Bluetooth
ボール支持・ベアリング
・人工ルビー
人工ルビー
電源ボタンの位置
マルチポイントなしあり
アプリの完成度しょぼいかっこいい

接続方法

ロジクールM575Sは無線/Bluetoothモデルの1種類しかないけど、ISTは有線・無線・Bluetoothの3種類のモデルがある。

ISTは有線モデルがあるのが特徴で有線派の人には嬉しい。M575Sは無線/Bluetoothモデルしかないけど、無線接続とBluetooth接続の両方に対応しているから使い勝手がいい。

ボール支持

ロジクールM575Sは人工ルビー支持しかないけど、ISTはベアリング支持と人工ルビー支持の2種類のモデルがある。

IST最大の特徴がベアリングモデルがあること。

初めてM575Sを使ったときもその滑らかさに感動したけど、今回ISTのベアリングモデルをを使ってみてM575Sを超える軽さ・滑らかさに驚いた。一度これを知ってしまうとM575Sのボール操作が重いと感じるようになってしまった。おそるべし。

電源ボタンの位置

ISTの地味にいいポイントが電源ボタンが表面についていること。M575Sはは裏面についてる。

まあM575Sしかりほとんどのワイヤレスマウスは裏面に電源がついていると思うし、それに慣れてるからそれほどストレスでもないんだけど、一度表面に電源ボタンついてるありがたさを知ってしまうとね…

マルチポイントの有無

ロジクールM575Sは無線とBluetooth接続でマルチポイント接続ができるけど、ISTは無線モデルは無線モデル、BluetoothモデルはBluetoothモデルと別々になっているからマルチポイント接続ができない。

ISTが無線モデルとBluetoothモデルみたいに分けるんじゃなくて、M575Sみたいに無線/Bluetoothモデルとして1つになっていたら完ぺきだった。

ロジクールのM575Sを強く意識した製品だからちょっともったいない気がする。

アプリの完成度

ISTは「エレコムマウスアシスタント」というマウスのカスタマイズアプリに対応している。

ただこのアプリはっきり言ってダサい。いつの時代のアプリだよと突っ込みたくなるようなUIになっている。

まあ機能はちゃんとしてるけど…(笑)

一方のロジクールはさすがで、「Logi Options+」というカスタマイズアプリがいけてるから、買った後の満足度も高い。

この満足度こそが、M575Sがamazonで2万件以上の評価が付きながら☆4.5というモンスターガジェットになっている理由の1つなのだろう。

エレコムはせっかくM575Sに対抗できそうなスタイリッシュなデザインのトラックボールを出したのに、アプリに力をかけてなさすぎる。買って終わりじゃないからな!

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【まとめ】打倒ロジクール

ISTは「マルチポイントできないこと」と「アプリの完成度が低いこと」に少し不満があるけど、ベアリングが快適すぎてロジクールM575Sより個人的には好き。

だけど、もしロジクールからベアリングモデルのM575Sが出たらすぐ乗り換えるし、ISTがマルチポイントに対応したらISTを使い続ける。今のところこんな感じの結論に落ち着いた。

とはいえ、ベアリングモデルは若干玄人むけな気もするから、初めてトラックボールを導入するならM575Sが妥当。

人と被りたくないとか快適さを極めたい人にはISTのベアリングモデルもおすすめ。

では、バイぜ。

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