EarFunから1年ぶりの完全ワイヤレスイヤホンとなるAir Pro 4iが登場!
Air Pro 4iと前作のAir Pro 4を比較しながらレビューしていこう。
本記事はEarFun様よりサンプル提供頂いております。EarFun様ありがとうございます。
EarFun Air Pro 4iの概要|Air Pro 4との違い

Air Pro 4iはAir Pro 4と見た目がそっくりで、何が違うのかぱっと見では分からないからまずはAir Pro 4iとAir Pro 4のできること・できないことを整理した。
イヤホン | Air Pro 4i![]() | Air Pro 4![]() |
---|---|---|
価格 | 8,990円 | 9,990円 |
装着検知機能 | なし | あり |
ハイレゾ認証 | LDAC | LDAC aptX Lossless |
3Dオーディオ (シアターモード) | あり | なし |
ノイズキャンセリング | QuietSmart 3.0 (低周波強化) | QuietSmart 3.0 |
装着検知機能の有無
装着検知機能はワイヤレスイヤホンを外したときに自動的に再生が停止する機能。ハイエンドのワイヤレスイヤホンには大抵付いている機能だけど、1万円以下の価格帯のワイヤレスイヤホンに付いているのは珍しい。
そんな中Air Pro 4には装着検知機能が付いているからすごいんだけど、Air Pro 4iはさすがになくなった。
装着検知機能はあったら嬉しい機能ではあるけど必須ではないから良しとしよう。
ハイレゾ認証の有無
ハイレゾは「High Resolution」の略で、高解像度の音源のこと。
ハイレゾ認証を取得しているワイヤレスイヤホンであれば、ハレイゾ音源をハイレゾのまま聴くことができる。
一般的なハイレゾコーデックはソニーが開発した「LDAC」 で、Air Pro 4iもAir Pro 4もLDAC対応となっている。
さらにAir Pro 4はクアルコムが開発した「aptX Lossless」というハイレゾコーデックにも対応しているんだけど、aptX Losslessは対応しているスマホが少ないから注意。
ちなみに我らがiPhoneはハイレゾに対応していないし、iPhoneユーザーはハイレゾ認証は気にしなくてOK。
3Dオーディオの有無
3Dオーディオは音が立体的に聞こえる機能。EarFunの機能では「シアターモード」と呼ばれている。
シアターモードという名前の通り、まるで劇場やライブ会場にいるかのような臨場感を味わうことができる。
シアターモードは2025年以降に発売されたOpenJumpなどのオープンイヤーイヤホンに新たに搭載された機能で、それがAir Pro 4iにも適応された。
そのため、2024年発売のAir Pro 4にはシアターモードは搭載されていない。
ノイズキャンセリングの有無
ノイズキャンセリングは周囲の騒音を低減する機能。今となってはお馴染み。
製品説明では「Air Pro 4iの方がAir Pro 4よりノイズキャンセリング機能が向上しており、特に電車や飛行機内の騒音、エアコンの室外機などの低周波ノイズをより強力に除去する」とされている。
EarFun Air Pro 4iの実機レビュー
Air Pro 4iを実際に使ってみたレビューをしていく。
デザインはシンプルだけど安っぽさはない

Air Pro 4iのデザインは無駄がなくシンプル。これまでのEarFunのワイヤレスイヤホンを踏襲し、側面はグラファイトっぽい仕様になっているから、装着していても安っぽさは感じない。
また充電ケースがマット仕様になっているから、キズや汚れも目立ちにくいのもポイント高い。
音質は1万円以下では必要十分!

Air Pro 4iの音質は8,990円ということを考えると非常に満足度が高い。Air Pro 4と比べて安いのに音質はほとんど落ちていないように感じた。
低音もしっかり聞こえるし音のキレもあるから音楽を十分楽しむことができる。
1万円以下のワイヤレスイヤホンではEarFunが一番音質がいいと思うからおすすめだ。
ノイズキャンセリングは確かに向上している

Air Pro 4iはAir Pro 4のノイズキャンセリング特化モデルというだけあって、ノイズキャンセリングは確かに向上していると感じた。
テレビを付けた室内でノイズキャンセリングをオンにすると、Air Pro 4ではうっすら聞こえていたテレビの音声がAir Pro 4iではもうほとんど聞こえなくなった。
価格が安くなっているのにノイズキャンセリングが向上しているとはおそるべし。
新搭載の3Dオーディオが楽しい

Air Pro 4iはノイズキャンセリングがパワーアップしているだけでなく、シアターモードと呼ばれる3Dオーディオまで搭載されている。
3Dオーディオをオンにすると、イコライザーがオフになる代わりに音に包まれているような聞こえ方に変わる。
価格帯の低いワイヤレスイヤホンの3Dオーディオって明らかに音質落ちたり違和感があったりするんだけど、Air Pro 4iの3Dオーディオはまったくそんなこともなかったから積極的に使っていきたいと思える仕上がりになっている。
通話の品質も問題なし
Air Pro 4iを使って会社のオンラインミーティングに参加しているけど、自分の声は全く問題なく相手に届いているっぽいから、通話の品質も問題ないだろう。
タッチセンサーの感度が高くてストレスなし

Air Pro 4iの側面にぽこっと出ている箇所があり、そこがAir Pro 4iのタッチセンサーになっている。
タッチセンサーは「シングルタップ」、「ダブルタップ」、「トリプルタップ」、「長押し」の4種類に対応していて、どの動作もしっかり反応するし、何よりタッチセンサーの位置が指で触れてすぐに分かるのがいい。
左右のワイヤレスイヤホンに対して以下の機能を割り当てることができる。
- 再生/一時停止
- 音量を上げる
- 音量を下げる
- 前の曲
- 次の曲
- 音声アシスタント
- ゲームモード(トリプルタップ・長押しのみ)
- シアターモード(トリプルタップ・長押しのみ)
- ノイズコントロール(トリプルタップ・長押しのみ)
- リダイヤル(トリプルタップ・長押しのみ)
EarFun Air Pro 4iのスペック一覧

以下にAir Pro 4iとAir Pro 4のスペックをまとめた。
イヤホン | Air Pro 4i![]() | Air Pro 4![]() |
---|---|---|
発売日 | 2025/8/21 | 2024/7/29 |
価格 | 8,990円 | 9,990円 |
カラー | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト |
サイズ | 56mm x 53mm x 31mm | 62.4 x 46.6 x 29.2mm |
重さ | 51.3g (ケース込み) | 5.2g (イヤホンのみ) 56g (ケース込み) |
装着検知 | なし | あり |
ドライバー | 11mmチタンコーティング複合ダイナミック | 10mmダイナミック |
ハイレゾ認証 | LDAC | LDAC aptX Lossless |
ノイズキャンセリング | QuietSmart 3.0 (低周波強化) | QuietSmart 3.0 |
外音取り込み | あり | あり |
Bluetooth | 5.4 | 5.4 |
最大動作範囲 | 15m (障害物なし) | 15m (障害物なし) |
バッテリー容量 | 60mAh (イヤホン) 520mAh (充電ケース) | 54mAh (イヤホン) 600mAh (充電ケース) |
再生時間 | 最大9.5時間 (イヤホン) 最大40時間 (充電ケース) | 最大11時間 (イヤホン) 最大52時間 (充電ケース) |
充電時間 | 1時間 (イヤホン) 2時間 (充電ケース) 3.5時間 (ワイヤレス充電) | 1時間 (イヤホン) 2時間 (充電ケース) 3.5時間 (ワイヤレス充電) |
防水規格 | IP55 | IPX5 |
まとめ

この記事ではEarFunの新型ワイヤレスイヤホンAir Pro 4iをレビューした。
今回Air Pro 4iはAir Pro 4よりも1,000円安くなっているんだけど、ノイズキャンセリングが強化されているだけでなく、3Dオーディオに対応している。
再生時間が短くなり装着検知機能はなくなった分、「より音楽体験に特化」した機種と捉えることができそうだ。
Air Pro 4iとAir Pro 4で迷ったらAir Pro 4iでいいと思う。
では、バイぜ。